愛は技術である

 

こんにちは。

 

お読みいただきありがとうございます。

 

今回のお題は

 

「愛は技術である」

これは、ユダヤ人社会心理学者
エーリッヒ・フロムの著書、

 

「愛するということ」
書かれている言葉です。

 

ということで、
「愛」をテーマに
話していきたいと思います

 

「愛する」には練習がいる

 

あなたは「愛する練習」をしてますか?

 

・・・・・・・

 

ん?沈黙が走りましたかね・・・。

 

そもそも、
「愛なんて意識してないし・・・」

 

って、つぶやいてるかたも
多いかもしれません。

 

フロムは、最初に書いたとおり、
「愛には『技術』がいる」
と言っています。

 

ピアノ、水泳、そろばんと同じで、

 

ちゃんとしたやり方で
日々、繰り返し練習しないと
身に付かない!

 

なのに、わたしたちは、
そのトレーニングをしていない。

 

なぜ練習しないのか?
フロムは3つ理由をいっています。

 

1.「どうすれば愛されるのか?」ばかり気にしている
人は、そもそも「愛する」ことではなくて、
「どうすれ愛されるのか?」ばかり
求めて生きているから。

 

2.「相手がいるかどうか?」の問題だと思っている
愛とは「対象(相手)がいるかどうか」
の話であって、能力(技術)の問題
ではない、と考えているから。

 

3.「恋に落ちる」と混同している
愛を恋愛と混同してしまって、
意識的に自分でやることではない、
と思っているから。

 

フロムは、この3つの
理由から、ひとは「愛」をわざわざ
学ぼうとしていないと言っています。

 

そして、そもそも、

 

人は、「愛」を求めている
にもかかわらず、

 

「愛」なんて
金にならないものを
重要視していない。

 

「地位」「名誉」「金」という
物質的なものを追いかけること
ばかりに

 

全エネルギーを費やして、
「愛」を学ぶエネルギーが
もう残っていない、と。

 

そんな、
「愛」に枯渇したわれわれに、

 

「愛とはなにか?」
「どうすれば愛することができるのか?」

 

「理論編」と「実践編」にわけて
書いてくれているのがこの本です。

 

本の内容を詳しく書いていると、
ブログが終わらなくなるので、

 

今回は、
「いかにもユダヤ的!」
と思ったことにしぼって
書きたいと思います。

 

そもそも、なぜ人間は「愛」を求めるのか?

 

まず、そもそも、
なぜ、人間は「愛」を
求めるのかというと?

 

「孤独になりたくない」

 

ひたすら、これが理由だと
フロムはいいます。

 

人は、孤立から生まれる不安に
とにかく耐えられない。

 

だから、他者との一体感が欲しい。

 

そして、人間の歴史とはまさに、
「一体感をどうやったら得られるか?」
を解消しようとする連続だったといいます。

 

宗教や哲学や芸術はもちろん、
仕事ですらも

 

この問いへの答えを
出したいがために、発展させてきた
歴史だといいます。

 

そして、愛にはいろんな形があります。

 

「親子の愛」
「兄弟の愛」
「異性の愛」
「自分への愛」
「神への愛」

 

そのいずれもが、
ともすると歪んでしまいがちだ、
と言っています。

 

究極の「神への愛」だって、

 

「神さま、愛が欲しいからちょうだい」

 

なんて発想は、子どもか!
なんて幼稚な発想だ!

 

と言っています。

 

フロムに見るユダヤの思想

 

この本を読んで思ったのが、
思想がとてもユダヤ的だということです。

 

ユダヤ人が書いたんだから
あたり前だろ!と
思うかもしれませんが、

 

そうでもありません。

 

日本人なのに日本の思想を
批判する人もいるのと同じで、

 

ユダヤ人でも
ユダヤの思想に否定的は人はいます。

 

でも、フロムは、
ユダヤの思想に忠実で、
きわめてユダヤ的です。

 

ありとあらゆるところに
ユダヤの思想が書かれれています。

 

なかでも、
私が感じたフロムの
ユダヤ的なところは

 

「自己愛があるからこそ他者愛がある」
という思想です。

 

これはまさにユダヤの教えです。

 

たった一人の自分」
愛せないのであれば
どんな人も愛せるわけはない。

 

と言います。

 

なぜなら、ユダヤでは、
一人の人間を「宇宙」と
見立てるからです。

 

一人の人間は「全宇宙」を
意味するくらい重要である。

 

その一人とは、
当然「自分」のことも含む。

 

ということはつまり、

 

宇宙ほどの価値がある「自分」
を愛せなければ

 

宇宙ほどの価値がある「他人」
を愛することなんてできない。

 

という思想です。

 

とにかく、フロムは、
愛のカタチとして、

 

自分を失ってしまうことが
もっとも「愛」から遠ざかる
と言っています。

 

なにかに依存したり、頼ったり、

 

逆に、何を支配したり、服従させたり

 

するのは「愛」ではないと。

 

つまり、母性愛、父性愛だって、
依存や服従があるかぎりは、
真の「愛」ではないのです。

 

「人間でいるため」にも技術がいる

 

この本を読んで思ったのですが、

 

「愛する」という話のみならず、
そもそも、

 

「生きる」ということに対して

 

「わたしは人間として生きる技術をもっているのか?」
ということです。

 

わたしは1人目の子どもを産んだあと、

 

「人間って、極論すると、
子孫のこして死んでいくだけやねんな・・・」

 

と思いました。

 

それが、動物世界の摂理なんやなー、と。

 

でも、食べて、寝て、働いて、
子ども産んで、育てて、
をくりかえす中で、

 

ただ、漫然とそれをこなすことで、
人間と言えるのだろうか?

 

あと何十年もこうやって
過ごすのだろうか?

 

と疑問をもつようになりました。

 

その先に、なにがあるのだろうか、
ただ、老いて死んでいくだけなのだろうか、と。

 

ユダヤでは、「生きること」は
「創造的なこと」です。

 

何かひとつでもいいから
自分なりに世界に役立つことをする

 

「創造すること」に、
生きる意味があると
小さい頃から教えられます。

 

もちろん、それは、
「子どもを産んで、育てる」
ということの中にも、
十分見いだせると思います。

 

ユダヤでも、子育ては
人間にとって最大の仕事です。

 

ただ、それを漫然とやっていては
いけないのかな、
と最近思うようになりました。

 

なぜならば、
人間がいままでやっていたことを
ロボットという機械が
かわりにやってくれるような時代です。

 

「便利さ」「技術革新」という
いかにも耳ざわりのよい言葉に流されて

 

人間の価値がどんどん、
薄まってきている気がしているからです。

 

実際、フロムは著書のなかで言っています。

 

「いまや人間はロボットになってしまっている」

 

(いまはロボットどころか、
下手すると、「ロボット以下」にすら
なりかねません。)

 

だからこそ、フロムは

 

もっと自分に向き合え
一人でじっとして考えよ」

自分の生きている意味は?

この世でなせることは?

他人や外部にごまかされるな。

日々の雑事を理由に逃げるな。

権力にのまれるな。

すぐに答えなんて出ない。

毎日そうやって、自分に問うてみよ。

自分のなかに「愛」をもつものだけが

他人のなかに「愛」を生むことができる。

 

・・・と。

 

まとめ

 

今回はかなり抽象的な内容になって
しまいました。

 

読みにくかったかもしれません><

 

この本を読んで、とても感動したので、
ぜひ読んでもらいたいと思って
書き始めたものの、

 

愛について語れるだけの
力量がまだなかったな、、、と
反省です。笑

 

ただ、言いたかったことは、
「もっと、一人ひとりが自分という個を
大事にしないといけない」

 

そして、そのための「練習」を
毎日しないといけない
ということです。

 

勝手にできるようにはならないのです。

 

ちなみに、フロムがなぜこんなに「個」を
大事にしていたかというと、

 

もちろん、
ユダヤの教えもあるのですが、

 

第二次世界大戦で
ファシズムへの妄信を
目の当たりにしていたことも
大きな理由だと思います。

 

人間は、孤立したくない!
自分を守りたい!
という本能的欲求があるが故に、

 

権力や集団に支配されてしまい、
すぐに思考停止してしまう。

 

その方が、楽だからです。

 

でも、それは結果的に
自己をも、他者をも犠牲にすること

 

すなわち「個」をつぶすことになる

 

そう、フロムは言いたかったのかなと
思います。

 

ちなみに、フロムのこの本を読んでも、
具体的に「愛するとはこうだよ」とは
書いていません。

 

フロム自身も言っていますが、
結局は自分で学び、
鍛錬せねば答えは見つからないのです。

 

そして、まさに、この
己で見つけ出すということが、
ユダヤ的「創造」でもあります。

 

この本は明確な答えは
おしえてくれませんが、

 

「愛」とはなんぞや?
という思想や、

 

「愛すること」を
身に付けるための「ヒント」は

 

書いてありますので、
ご興味ありましたら、
かなりおすすめです☆

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

今日もご自身を大切に!

 

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