「ユダヤ人は金持ち説」は正しいのか?

 

こんにちは。

 

今回は、巷によくある
「ユダヤ人は金持ち説」

 

は本当かどうかについて
考えてみようと思います。

 

「ユダヤ人」と聞くと
「金持ち!」とイメージする人
きっと多いですよね。

 

実際のところ、確かに

 

  • 財閥のロスチャイルド家
  • 映画監督のスティーブン・スピルバーグ
  • Facebookのマーク・ザッカーバーグ
  • Googleのラリー・ペイジ

 

などの有名人が思い浮かびます。

 

そこまでの大富豪じゃなくても
ある統計によると

 

アメリカの大富豪には
ユダヤ人の占める割合高い

 

とか

 

アメリカでのユダヤ人の
一般家庭の年収は
全米平均と比較して高い

 

とも言われています。

 

ビジネスの世界でも
ユダヤ人はカネ儲けが上手です。

 

ということで、
どうやら本当らしいという
側面もあるにはあります。

 

「ユダヤ人はみな金持ち」という誤解

 

でも、ですね、
どんな民族・国でもそうですが、
いろんな人がいますよね。

 

日本でも
ファーストリテイリングの
柳井正さんや、

 

ソフトバンクの孫正義さん、

 

みたいな大金持ちもいれば、
生活保護で暮らしている人もいる

 

それは、ユダヤ人も実は同じで、
「ユダヤ人みんなが金持ちだ」

 

というのは
まったくの誤解でしかないのです。

 

だれかが勝手に仕立て上げた
幻想、誤解です。

 

では、事実はどうかと言うと?

 

リアルなユダヤ人その①

 

ユダヤ人の中には、
宗教戒律を厳格に守っている
「超正統派」と言われる人たちが
全体の10%程度います。

 

この人たちは、
一生涯を聖書の勉強に捧げるので、
労働しません。

 

低賃金どころか、労働自体しません。

 

では、どうやって生活してるのか?
というと、政府からの補助金で
生活してます。

 

イスラエルには、高校を卒業すると
兵役制度があるのですが、
超正統派の人たちは
その兵役も免除されます。

 

避妊も禁止なので、子どもが
10人くらいいる家庭も普通にあります。

 

つまり、超正統派の人たちは、

 

働かずに勉強ばっかりして、
家族を増やしまくって、
国からお金をもらって生きる。

 

お金という面だけをみると、
親のすねをかじり続ける子ども
よりも、さらに上を行きますね。

 

実際、国民の不平も強くあります。

 

このままいくと、
将来的に超正統派の人たちの
人口が増え続けることが予測されており
社会問題としても捉えられています。

 

 

リアルなユダヤ人その②

 

「ユダヤ人が何か特別に
金儲けの秘策を持っているのか?」

 

というと全くそんなことはありません!

 

ユダヤ人が基本としている
「聖書」と「タルムード」にも

 

お金をどうやって稼ぐか?
なんてことは書かれていません。

 

むしろ、

 

「強欲になるな」
「貧しい人を助けなさい」
「収入の10%は寄付しなさい」

 

などの戒め的なことが
書かれており、

 

社会のためにお金を使いなさいと
奨励しています。

 

カネカネカネ!的な
民族ではまったくありません。

 

「ユダヤ人」=「金持ち」のイメージができあがった理由は?

 

では、なぜ
「ユダヤ人は金持ちだ」
というイメージを持つ人が
多いのでしょうか?

 

理由① シェークスピアの『ヴェニスの商人』

 

 ユダヤ人は
卑しい高利貸し!守銭奴!金の亡者!
といった印象が世界に広まった
きっかけのひとつが

 

シェークスピアの「ヴェニスの商人」です。

 

この物語では、
ユダヤ人”シャイロック”
という人物が、貪欲な金貸しで

 

貸したお金の担保として
「人肉1ポンド」を要求するという
残酷な話が描かれています。

 

つまり、人肉を担保にするなんて、
ユダヤ人はなんて極悪非道なんだ!

 

という印象を強く植え付ける内容で、

 

ユダヤ人=高利貸し=この世の悪
というイメージを抱かせる話になって
いるのです。

 

でも、これ、

 

フィクション物語で、
勝手にユダヤ人の
イメージを
作られたものなんです。

 

なぜなら、
シェークスピアが生きた時代、
ユダヤ人は既にイギリスから
全面的に追放されており、

 

シェークスピアは
リアルなユダヤ人を見たことが
なかった可能性が高いのです。

 

そんな人に勝手にイメージで
話を作られたユダヤ人側からすると

たまったもんじゃありません。

 

実際、20世紀になって
ユダヤの人権団体からは
差別に値するとして

 

学校教材や舞台での使用を
禁止するよう運動が行われたほどです。

 

(ちなみに、アルパチーノ主演映画も
あるのでご興味あれば見てください)

↓↓↓

 

 

 

 

 

 

 

理由② 歴史的に金貸しするするしか生きる術がなかった

 

「ユダヤ人は金持ちだ」
というイメージの
二つ目の理由は

 

歴史的事情です。

 

実際、歴史をさかのぼってみても、
金融で活躍していたユダヤ人は多くいます。

 

その最も頂点と言っていいのは
ロスチャイルド家です。

 

現代においても、
ゴールドマンサックスや、

 

もはや破綻してしまいましたが、
2008年にリーマンショックを
巻き起こしたリーマンブラザーズも

 

ユダヤ人が創業者です。

 

印象ではなく、実際にやっぱり
金融業で強いのは強いのです。

 

でも、これにはユダヤ人の
長年の苦労に満ちた並々ならぬ
歴史的背景が存在するのです。

 

ユダヤ人だって、
したくてやってたわけではない!
のです。

 

もともと、ユダヤ人は

 

「選民思想」と
「イエスキリストを殺した」

 

という理由で、迫害され続けていました。

 

イスラム教は比較的
優しくしてくれたのですが、
キリスト教からはとことん
悪者扱いされていました。

 

そのため、ユダヤ人は
土地を所有するのはおろか、
農業や製造業につくことも
禁止されていました。

 

一方、中世のキリスト教は
お金を貸して金利を得ることを
罪悪としてみなしていましたので、

 

「金貸しなんて卑しい仕事は
ユダヤ人にやらせればよい」
と金融業をユダヤ人に
押し付けていたのです。

 

金融は人が嫌がる仕事でしたが、
利息の日数計算や返済方法、
担保の概念など、複雑なスキルが要ります。

 

ユダヤ人はその仕事を
せっせとやっていた結果、
気づけば計算能力が高くなり、

 

ひいてはその分野のプロとなり、
結果的にロスチャイルという
大財閥まで作りあげることができた
ということなのです。

 

またユダヤ教は宗教的にも、
先進的で、キリスト教と違って、
金利を取ることを古くから
認めていました。

 

12世紀のユダヤ教神学者は
経済発展のために、
金利を取って金貸しをすることを
積極的に奨励すらしていたのです。

 

ユダヤ教では強欲になるほど
金を求めることは
禁止しています。

 

でも、「清貧に甘んずる」的な
思想はありません。

 

むしろ、幸福な生活をするには
お金が不可欠だと
ちゃんと認めています。

 

「ユダヤ人はお金を軽蔑しない」
とタルムードにも書かれています。

 

金融業を押し付けられていたことと
あわせて重要な事実がもう一つあります。

 

それは、迫害との関係です。

 

ユダヤ人は
ヨーロッパでもイスラム世界でも、

 

キリスト教徒やイスラム教徒より
重い税金がかけられました。

 

そのため、普通に生きることでさえ、
人よりお金が必要だったのです。

 

逆に、お金さえあれば
権力者や支配者に取り入り、
迫害を逃れ、命すら
助かることもありました。

 

つまり賄賂です。

 

この、背に腹は代えられない
稼ぐしかない
という思考こそが、
稼ぐスキルを上げていったのです。

 

これはわたしたち社会人でも同じで、
成果主義で給料が決まるのと、
固定給を保証されているのでは
全くやる気も思考も変わってきます。

 

これが、生きるか死ぬかに
直結するとなると、
やるしかない!となりますよね。

 

ちなみにですが、イスラム教は

 

「税金さえ多く払うならば
異教徒も受け入れますよ」

 

という意外に、そこそこ寛容な宗教です。

 

しかも、ユダヤ教徒に対しては
同じ「啓典の民」ということで、
宗教の自治が認められ
生命と財産を保護していました。

 

そのため、中世には
ユダヤ人の9割がイスラム世界に
住んでいました。

 

ですので、中世のユダヤ人に
限っていえば、

 

「流浪と迫害」
「いやしい高利貸し」

 

というイメージは
実は少数派のユダヤ人への
印象でしかないのかもしれません。

 

ユダヤに学ぶ「お金は力」ということ

 

ユダヤ教では強欲こそ
否定しているものの、
お金自体はまったく否定していません。

 

それどころ、積極的に
肯定しています。

 

ユダヤのことわざでは

 

「お金というせっけんで洗えば
どんなものでもきれいになる」

「富は自らを守る城壁となる」

「お金で全てが動く」

「お金は力なり」

「いっぱいお金の詰まった財布ほど
心が軽くなるものはない」

「空の財布ほど心が重くなるものはない」

 

など、積極的にお金の力を
認めています。

 

わたしは、親に
「お金の話を人前でするな」
と言われていたせいか、

 

いまだにお金への負の
メンタルブロックが
ある気がします。

 

でも、どうですか?
日本ってそんな感じですよね?

 

関西人は結構ズバズバ
お金の話をする方ですが、

 

それでも、あんまりリアルに
し過ぎると良くないかな、と
思ってしまいます。

 

でも、実際には生活するために
お金は絶対必要ですし、
お金で苦労すると
人生、不幸せになります。

 

最近よく言われるように
なってきた気はしますが、
学校ではお金稼ぎの方法を
教えてくれません。

 

なので、子どもには、
お金の話題から逃げずに、
生きるために必要なお金と
どう向き合うのか?

 

という話もこれから積極的にしていく
必要があるのかな、と思います。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

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