「世界のために613個も決まりを守るぞ!」とがんばって、逆に迫害されたユダヤ人

 

こんにちは

 

今回はユダヤ定められている
『戒律』について
書いて行きたいと思います。

 

ユダヤ教、どうやら決まりだらけ宗教です。

 

神との戒律613個

 

ユダヤ人には613個も
神との決まりがあるそうです。

 

ヘブライ語では
『613のミツヴァ』と言います。

 

こちら↓のブログで
https://sholom-2020.com/2020/04/29/2004/

 

ユダヤ人にとってヘブライ聖書のうち
トーラー(律法)が如何に大事か!
ということを書きましたが

 

基本的に613の戒律は
このトーラーの中に書かれています。

 

にしても、
なんで613もあるのか!?

 

というと、

 

「365日分」

  +

「248個の人間の骨と器官の数」

 

 =613個

 

 

と考えられています。

 

また、

 

①365個は「~してはならない」
という消極的な決まり

②248個は「~すべき」
という積極的な決まり

 

という性質があります。

 

そもそも、なんでこんなに
決まりでがんじがらめなん???

 

と思いますよね。
なぜかと言うと、

 

ユダヤ教には「選民思想」という
思想があるからなんです。

 

この「選民思想」について
知っておくことは、
歴史的にもかなり重要です!

 

というのも、

 

ユダヤ人が迫害され続けてきた
理由の一つに、
この「選民思想」があるからです。

 

「選民」と聞くと
「わたしたちは神に選ばれるほど
最も優秀な民なのよ!」

 

とでも言わんばかりの
思いあがり、うぬぼれ民族か!?
って印象受けますよね。

 

でも、ユダヤ人からすると
実際には全然そんなつもりはなくて、

 

「自分たちが率先して
神からの重い責務を負うことで、
世界のためにがんばります!」

 

という決意表明的な思想なのです。

 

そう、選民という言葉のニュアンスが
よくないだけで、
「優秀な民族だぜ」
みたいな宣言ではないんですよ!

 

誤解です、誤解!

 

ところが実際には、そんな風には
受け取られてきませんでした。

 

むしろ

 

「なにえらそうに言うとんねん!?」

と捉えられ、

 

この「選民思想」が原因で、
ユダヤ教は数々の迫害を
受けてきたことは
紛れ間もない事実です・・・。

 

ただ、いずれにしても、

 

ユダヤ人にとっては、
この戒律を守ることこそが
民族の誇りであり、

 

「戒律を通して
完全な人間を目指すこと

神の教えにとことん従い
神に愛され、人に愛されること」

 

を人生の目標にしています。

 

ちなみに、戒律と言っても、
仰々しいものばかりでもなく、

 

普通に人として当たり前やん!
ということも結構含まれています。

 

例えば、

 

人を殺すなとか
近親相姦はダメとか

 

他にも生活、商売、食べ物に
関するものなどもあります。

 

宗教的な内容で
特徴的なものとしては
「偶像崇拝禁止」が重要です。

 

そこで今回は
613ある戒律のなかでも

 

神との契約のあかしとして
特に厳重に実施されることになった

「安息日」と「割礼」

について解説していきたいと思います。

  

電化製品が使えない安息日

 

ユダヤ教には
『安息日(シャバット)』
という日があります。

 

シャバットはヘブライ語で
「休む」という意味です。

 

毎週、金曜日の日没に始まり
土曜日の夕方ごろに終わります。

 

これは、天地創造において
「神が6日間で天地を作り、
7日目に休んだ」
ということが基になっています。

 

この安息日に働くことは
ユダヤ教では禁止されています。

 

お店も閉まりますし
交通機関も動きません。

 

日本人が週休2日で「会社を休む」
なんてレベルとは桁違いで、
究極に休む日です。

 

どのくらい違うかというと、

 

  • 料理のために火を付けるのダメ
  • 運転ダメ
  • 買い物ダメ
  • エレベーターのボタンを押すのダメ
  • スマホやパソコンにさわるのダメ
  • 勉強ダメ
  • 鉛筆を持つのダメ
  • ヘブライ聖書と祈祷書以外の本を読だらダメ

  

とにかく、この安息日は
命にかかわること以外は労働不可!
レベルで徹底しています。

 

安息日のことは
モーセの十戒にも書かれていて、

 

「安息日を守らないものは殺される」
といわれるくらい重要です。

 

でも、想像しただけで
「不便そうやなー
そんな生活できるんかい!?」
と思いますよね。

 

できるというか、
せざるを得ないから
もちろんしているんですが、

 

安息日に使える
便利グッズがいろいろいろあります。

 

たとえば、料理で言うと、

 

長時間、低温でつけっぱなしに
しておけるホットプレートとか、

 

タイマーをつけておけば
自動でついたり消えたりする
シャバット・プレートとか。

 

あと、エレベーターのボタンすら
押せないので

 

自動で全ての階に止まるように
設定されている
シャバット・エレベーター
というのもあります。

 

エレベーターはめっちゃ
時間かかりそうですけど
行きたい階には
確かにいけますね。笑

 

こんな感じで、
してはいけないことだらけの安息日。

 

では、安息日はいったい、
何をする日かというと

 

家族や友達などと団らんして過ごしたり、
シナゴーグ(礼拝所)に行って
お祈りをする日です。

 

金曜日の日没には
ローソクを2本つけて
普段の日と区別するためのお祈りをします。

 

また、父親がワインをグラスに注いでお祈りし、
「ハラー」という三つ編みパンを
切ってみんなに配るところから
食事がスタートします。

 

「安息日には、怒り、憎しみの感情を
わき上がらせてはいけない」
とされています。

 

つまり、安息日は、

心を落ち着かせる日
精神的な憩いの日

なのです。

 

この、週に一回の安息日こそが
ユダヤ人を守ったと言われるくらい
民族にとって大切な戒律です。

  

かたや、日本ってどうですか。
なんか忙しくないですか。

 

平日は仕事や家の雑事に
追われまくるし。

 

休日も心の底から休まりますか?
わたしは、いまは子育てに
追われてるからかもしれませんが、

 

心の底から休まる休日って
あるんかな?と思います。
(これは性格的な問題もあるかもですが)

 

それと、インターネット!
ずっと見ていると
いろんな人が色んなことをいうし、
どんどん情報が流れていきます。

 

毎日見ることが自分ではもう
当たり前だと思っていますが

 

実のところは意識できていないだけで
ネットを眺めているだけでも
結構疲れているのかもしれない
と思えてきました。

 

ということで、
ユダヤの安息日は絶対不便やん!
とは思うけれど

 

週一で強制的に
心を落ち着かせるという戒律は

 

ちょっと憧れるなーという気がしています。

 

 

「割礼」 男はつらいよ???

 

割礼って聞いたことありますか?

 

割礼は、男子が生後8日目に
性器の包皮を切り取る通過儀礼です。

 

これは神との契約のしるしなんです。

 

キリスト教では
嫌悪されたそうですが
ユダヤ教とイスラム教では
続いている戒律です。

 

これ、女のわたしでも
想像しただけで痛いです、、、、、

 

ユダヤ人の男の子として
生まれれば、生後8日目という
生まれたばっかりの時に

 

自分の意思に関係なく
勝手にされちゃうので
痛みはもちろんありません
というか覚えていません。

 

でも、大人の男性が
ユダヤ教に改宗した場合

 

この割礼も例外なくしなければ
ならないので、間違いなく激痛です!

 

実際大変らしいです。
激痛と出血で何日間か
耐えがたい状況がつづくとか・・・。

 

なんでこんなことするのか!?
というと、

 

それは
「聖書の創世記17章10~14節」
に書かれているからなんですね。

 

しかも、聖書には理由が書かれていない!!!

 

理由がないのにそこまで体張るところが
ほんとにびっくりするんですが、
さすが“戒律いのち!”の民族です!

 

(神に文句を言うユダヤ人が
割礼することに対しては
神に逆らわなかったのか!?
と不思議な点ではありますが・・・)

 

でもどうやらこの割礼、
医学的に合理的らしいです。

 

というのも、現代医学では
エイズ、クラミジア、B型肝炎などの
性感染症と言われる病気は

 

包茎が大きな原因になることが
わかっています。

 

男性の性器は皮を被っていると
その下に老廃物が溜まって
ウイルスや細菌がわきやすくなり、

 

それが男性自身の健康にも、
女性にも悪影響だからです。

 

つまり、割礼していれば
ウイルスの発生が抑えられて、
病気になる可能性が低くできるという
大きなメリットがあるのです。

 

こんなことを、神が計算していたのか!?

 

と、これまた不思議になりますが

 

現代になって、
よくよく医学的側面から
分析した結果としても、
効果があるということには驚きですね。

 

わたしは女性なので、
”男性が性器にこめる熱い想い!”
なるものは
全くわからないのですが、、、、、

 

さかのぼること、紀元前4世紀の
アレクサンドロス大王の時代、
(アジアやアフリカにまで大帝国を築いた大王)

 

ギリシア文化が
めちゃめちゃ流行りました。

 

イケイケのギリシア文化に
出会ってしまった
ユダヤ人の若者の中には

 

割礼のあとを必死で隠そうとする若者も
続出したと言われているほどです。

 

(実際わたしは見たことがないので
そんな隠さなあかんほどなんか?
という感じですが・・・)

 

とにかく、恥だろうが何だろうが
割礼はユダヤの戒律の中では

 

何千年も昔から、
特に重要とされている戒律であった
ことは間違いありません。

 

ということで、今回は

★ユダヤには613個の戒律があること

★なかでも安息日と割礼は超重要!

 

というお話でした。

 

どうやら、本人たちは
世界の民に率先して

 

自分たちが厳しい戒律守ります!
という熱い気持ちでやっているのですが、

 

ほかの民族からすると、
異常に見えることも多く、
ほかの民族となかなか仲良く
できなかったようです。

 

だからこそ、
歴史的にも迫害されたり、

 

いまの時代ですらコロナが流行れば
「ユダヤ陰謀説」なんていう人が
まだいるくらいなんですね。

 

なお、今回の戒律に加えて、
食事の戒律もとても大事ですので
また紹介したいと思います。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

P.S.

 

コロナ自粛の生活、
長引いてきましたね。

 

テレビばかり見ている子どもに
時間割でも作ってみたら、と言ったら
ほんとに作っていました。

 

大人も子供も
人生は良い加減で
縛りがあるくらいが
いいのかもしれません。

 

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