ユダヤ人の頭の良さは「ヘブライ聖書」と「タルムード」が源泉

 

こんにちは

 

今回は、民族の基本となる
「聖典」について
書いていきたいと思います。

 

結論から言うと、

 

①ヘブライ聖書
②タルムード

 

この2つを何回も何回も読んで
ひたすら考える

 

を繰り返しているので
ユダヤ人は頭がいいのですが、

 

まずはキリスト教の「聖書」と
「ヘブライ聖書」の違いに
触れた上で、

 

ユダヤの聖典について
書きたいと思います。

 

 

聖書の「旧約」「新約」って?

 

Q.旧約聖書と新約聖書って?

 

A.

・ユダヤ教の聖書
=『旧約聖書』


キリスト教の聖書
旧約聖書』+新約聖書』

 

つまり、ユダヤ教もキリスト教も
旧約聖書を聖典としている点は
同じです。

 

でも、「 旧い」「 新しい 」
ってなんやねん?って思いますよね。

 

そもそも、ユダヤ教からすると
「 旧 」 も 「 新 」 もなくて

 

あるのは
「ヘブライ聖書」のみです。

 

ところが、あるとき
ユダヤ人である
”イエスキリスト”が”新興宗教”
すなわち、キリスト教を作った。

 

でもって、
その弟子たちが伝道活動をして
その内容を聖典としてまとめた。

 

そのまとめた物語が ”新約聖書”です。

 

ということで、
聖書に「旧」やら「新」やら
枕詞をつけるのは、あくまでも

 

「キリスト教という立場が存在している」
という前提でできた言葉です。

 

 

旧約聖書と新約聖書の違い

 

旧約聖書と新約聖書はもちろん
キリスト誕生前とキリスト誕生後
という内容が違うのですが

 

他に違いがあるとすると

 

書かれた言語が違うこと、です。

 

旧約聖書はヘブライ語で書かれており

昔のヘブライ語には
時制がありません。

 

つまり、過去・現在・未来が
文章を読んでも分からない。

 

天地創造で「神がこの世を作る」
という物語が、

 

過去の出来事というよりは
まさにいま眼前でおこなわれている・・・

 

みたいなニュアンスでとらえられるのです。

 

いっぽうで、新約聖書は

過去・現在・未来がはっきり
区別されたギリシア語

で書かれた世界です。

 

だからこそ、時間軸を
明確に意識したギリシア語の
世界からすると、

 

ヘブライ聖書は「神との旧い約束」
という意味で捉えられたため
「旧約」と名付けたのかもしれません。

 

あと、おもしろいのが、
旧約聖書は矛盾だらけなんです。
変なところがいっぱいあります。

 

たとえば、アダムとエバの話でも、
「エバは男のあばら骨から取ったもの
だから女と名付けよう」
となっていますが

 

これもよく考えたら
「意味不明やん」ですよね。

 

でも、旧約聖書のすごいところは、
ヘブライ語に時制がないので、
全ては未解決の物語として
とらえるんです。

 

すべては現在進行形なんだから
変なところがあっても構わない
と考えるのです。

 

いっぽうで、ギリシアは
ギリシア哲学に見られるように
「矛盾を無くすことにこだわる」

 

そのため、紀元前3~2世紀に
旧約聖書がギリシア語という
時制のある言語に翻訳されたとき、
意味がずいぶん変わってしまったようです。

 

実際、
キリスト教もユダヤ教と同じように
「旧約聖書」を教典としており、

 

その内容は基本的には同じです。
アダムとエバの物語に始まって、
アブラハムが出てきて、、、
という話です。

 

でも、ヘブライ語からギリギリ語に
訳され、その後ラテン語やドイツ語、
など多くの他の言語に訳されていきますが

 

時制の無い言語なんて
ほとんどないので
訳語となるとニュアンスが変わって
いったのかもしれません。

 

 

ユダヤ教の聖典って?

 

話をユダヤの話に戻しまして
最初にも書いた通り、

 

民族の基本書ともいうべき聖典は

①ヘブライ聖書
②タルムード

の2つあります。

 

イメージ的には

①聖書 ⇒ 六法全書
②タルムード ⇒ 判例集

みたいな感じです。

カタカナばかりで、
イヤかもしれませんが、
簡単な表を作ってみました。
とりあえず赤字だけでも見て下さい。↓↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

トーラー(モーセ五書)

 

ヘブライ聖書は三つに分かれています。

なかでも、最も権威が高いのが
上の図の赤字のところで

「トーラー(律法)」

あるいは

「モーセ五書」

とも言われます。

(ちなみに「トーラー」自体は
ヘブライ語聖書全体や、タルムードを
含めた意味でも使われます。)

こんなのです↓↓↓

ユダヤ教にとっては
このトーラーがほんとに重要で

 

シナゴーグ(礼拝所)では、
このトーラーに王冠をかぶせて
ガウンを着せて人格あるもの
として祭っているくらい大事です。

 

また、ユダヤ教徒は一年を54回
に分けてトーラーを読むのですが、
毎週、読む箇所が全世界で統一されており、

 

一年かけて全て読み終わったときには

「シムハット・トーラー」
(律法の喜び)

という熱狂的なお祭りをします。

 

どんな祭りかというと、

 

男性たちが集まって、
トーラーを抱きしめたり、
両手で高くかかげたりして
何時間も踊るそうです。

 

とにかく、トーラー熱すごいんです。

 

では、なんでこんなにトーラーへの
力の入れようが凄まじいのかというと

 

「出エジプト」って
聞いたことありませんか?
確か歴史の教科書にもあるような・・・。

 

簡単に言うと、

 

古代イスラエルの民がエジプトで
奴隷をさせられていたところ、

 

” モーセ “という指導者が
エジプトから皆を脱出させて
「約束の地、カナン」に導いた。

 

つまり、モーセは、
”奴隷化していた民族を救った
スーパーヒーロー”なわけです。

 

もちろん、このモーセの前に、
すでにアブラハム、イサク、ヤコブの
物語はあるのですが、
それまでは家族単位の物語でした。

 

それに対して、この「出エジプト」の
物語は、家族ではなく

 

「イスラエルの民全体」

 

を対象にしたことから、
民族の起点として大切な話なのです。

 

で、そのモーセが、シナイ山という
山に登ったときに、

 

神から「民が守るべき律法」
として「10の言葉」を授かりました。

 

ここに神とイスラエルの民が契約を
結んだと理解されています。

 

トーラー(律法)が
「モーセ五書」
と言われてきたのは

 

モーセが作者であるという
伝承によるものですが、
成立年代から考えて
その可能性は低いようです。

 

ただ、いずれにしても、
イスラエルの民が神と結んだ
約束の原点として、

 

このトーラーを学ぶことが
最も重要視されているのです。

 

ちなみに、モーセがシナイ山で
神と結んだ契約です。↓↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

タルムード

 

タルムードって??
ですよね。

 

タルムードもヘブライ聖書に
並ぶくらい権威を持つ法典です。

 

最初に、聖書が六法全書で
タルムードが判例集みたいと
例えましたが、

 

神に関することから
刑法・民法・商法はもちろん、
結婚・教育・家庭生活・健康などの
日常生活の細かいことまで

 

あらゆる事がらについての
規範と歴代の議論が
すべて書かれています。

 

1500年前にいまの形ができあがった
のですが、議論集としては
世界最古かつ世界最大です。

 

ユダヤ人はこれを毎日少しずつ
読んで勉強します。

 

お母さんは聖書やタルムードの
話を持ち出して、子どもに
生活の知恵を教えます。

 

何千年も前の歴史から
日常生活の知恵を学んでいる
ユダヤ人・・・

 

そりゃ生きる力強いはずだなー
と改めて思いますね。

 

ということで、今回は

 

★旧約聖書と新約聖書の話

★ユダヤの聖典の話

 

についてでした。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

P.S.

 

コロナ自粛でたまりかねて
公園に行ってみました。
空いていたのでよかったです。

 

三人いるとなんだかんだで
遊びを考え出して
遊んでいました。

 

「子どものこういう発想を
つぶさないをつぶさない親」

 

「子どもの思考力を鍛えられる親」

 

にならないといけないな、
と自分に念じています。

 

 

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