夫100歳、妻90歳の超高齢出産からユダヤ教は始まった

 

こんにちは

 

今回は、前回の『ユダヤ人』の解説につづき、
『ユダヤ教』について、
解説していきたいと思います。

 

まず、最初に解説しておいたほうが
いいかと思いますが、
『ユダヤ』と『ユダヤ教』とでは
ニュアンスが微妙に違います。

 

簡単にいうと、

 

『ユダヤ』は、
宗教的な意味はもちろん
歴史、文化、思想、生活、民族性など
幅広いものを含むニュアンスがあります。

 

一方で、

 

『ユダヤ教』は
『ユダヤ』に比べると
もっと狭い意味で、
宗教色の濃い内容をあらわす言葉

 

とイメージしていただく方が理解が
深まると思います。

 

『ユダヤ』 > 『ユダヤ教』

 

ユダヤ教はユダヤに内包される
というイメージです。

 

大きな特徴

 

ユダヤ教の大きな特徴は

 

① 唯一の神 ” ヤハウェ ”
を信仰する

② 聖典は「ヘブライ聖書」

 

ちなみに、そもそもユダヤ教では
「神の名をみだりに唱えてはならない!」
とされています。

 

なので、神という単語は
使われないことが多く
「主(しゅ)」
などの間接的言葉が用いられます。

 

聖書はあくまで
「ヘブライ聖書」のことです。

 

ユダヤ教はキリストを認めて
いませんので、「新約聖書」
は聖典ではありません。

 

そもそも、ユダヤ教から見ると、
旧約も新約もないのです。

 

ユダヤ教の聖書と言えば
「ヘブライ聖書」のみです。

 

いつ、どこで、だれが始めた?

 

だれからはじまったかというと、

アブラハム

という名前のひとです。

 

ヘブライ聖書自体には
”天地創造”に始まり

  • アダムとエバ
  • カインとアベル
  • ノアの箱舟
  • バベルの塔

などの、物語が書かれています。


なかには聞いたことのある物語も
あると思います。

 

ただ、ユダヤ教の最初の始祖
とされるのは紀元前18世紀ごろの
「アブラハム」
です。

 

アブラハムは神から

「子孫を祝福し、繁栄と
”カナンの地”
現イスラエルの地)を与える」

と約束されます。

 

そう、ユダヤ人がイスラエルの地に
こだわるのは、神がアブラハムに
与えると言った
「約束の地」=「カナン」
が始まりなのです。

 

アブラハムは故郷メソポタミアの
“ウル”を出発して
途中、神の命に従い
父を”ハラン”に残し
カナンへと旅立ちました。

(青の線がアブラハムが旅した経路です↓↓↓)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、このアブラハムは
実は
「イスラム教の始祖」
でもあるのです。

 

というのも、
アブラハムの妻サラにはずっと
子どもが生まれませんでした。

 

そこで、妻サラは悩んだ末に、
侍女ハガル
アブラハムの子どもを
産ませるのです。

 

その子が
” イシュマエル ”
といって、
イスラム教の祖先となります。

 

しかしイシュマエルが生まれて
数年後、神の予言通り
サラに子どもが生まれます。

 

なんと、そのとき

サラ    ⇒90歳!
アブラハム ⇒100歳!

 

ほんまかいな!?ですね。

 

サラ自身も

「わたしが子供を授かる
なんて馬鹿げているわ」

と失笑気味だったそうです。

 

ということで、
ユダヤ教の考えでは

 

アブラハムの

  • 正妻の子→ユダヤ教の祖先
  • 侍女の子→イスラム教の祖先

というストーリー仕立てになっています。

 

余談ですが、
正妻サラと侍女ハガルの
嫉妬合戦は激しかったようです。

 

侍女ハガルは自分が先に
アブラハムの子どもを
身ごもったので、

 

急に態度がデカくなって、
調子に乗って妻サラを
見下すようにりました。

 

ところが、数年して、
妻サラに”イサク”という
後継ぎができたため、

 

妻サラは
「あんな女、追放してよ!」
とアブラハムに迫って、

 

侍女ハガルを砂漠に
追い出してしまいます!!!

 

4000年前でも
女の争いはコワイ・・・。

 

 

ユダヤの語源は?

 

なんで「ユダヤ」って名前なんでしょう?
それは、もともとは

” パレスチナ南部の地名 “

 

のことなんです。

 

また、歴史の話になりますが、

 

紀元前4世紀
古代ギリシア時代

 

歴史上、
最も成功した指揮官といわれている

 

マケドニア
アレクサンドロス大王

 

という超やり手の大王がいました。
この大王は

 

ギリシアからインド北西部に至る
大帝国を作りました。
帝国は、アジアやアフリカにも広がりました。

(オレンジのところです。
こんな広範囲に広げました↓↓↓)

 

つまり、このとき中東を含めた
周囲一帯で

ギリシア文化
(≒ヘレニズム文化)

が最高潮に流行っていたわけです。

 

その中で、ユダヤ人のなかにも
「やっぱり時代はギリシア文化だぜ!
イェーイ!」

というギリシア推進派と

 

「いやいや!
ギリシア文化にのまれるな!
今こそユダヤ文化に向き合おう
!」

という伝統維持派に分かれました。

 

このように、ギリシア文化が
流行りまくったことで、

 

ユダヤ人は初めて自分たちの
思想や生活様式を見直しました。

 

このときに生まれた思想が
『ユダイズム』です。

 

「ユダイズム(Judaism)」
という言葉は
ギリシア語の
「ユダイスモス」が語源で

 

「ヘレイスモス」
への対抗概念として
生み出されたと
考えられています。

 

つまり

ユダイスモス
VS
へレイスモス(ギリシア)

ということですね。

 

ちなみに
このヘレニズム時代って
当時にとっては
超革命的時代なんです。

 

アレクサンドロス大王が
東方遠征したことで、
東西の文化が融合して

 

” 世界市民(コスモポリタン)”
の意識が芽生えたのですが、

 

いまの時代で例えていうと、
世界中にインターネットが
広まるくらいすごい時代です。

 

つまり、ユダヤの伝統派は
その怒涛の流れにも立ち向かった!
ってことなんでしょうね。

 

 

ということで、今回は、
ユダヤ教の神や始まりに
ついて書いてみました。

 

歴史ってややこしいですよね。
受験の時、ほんとに苦労したことを
思い出します・・・。

 

ユダヤも結構いろいろありますね。

 

ですので、今回はとりあえず、

いつ?
だれ?
どこ?
なんで?

くらいのシンプルな内容で
まとめてみました。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

P.S.

 

仕事で大丸神戸の前を
毎日通るのですが、
よく新郎新婦が
写真撮影をしています。

 

という自分は
結婚式も挙げず、
写真も撮らずで、

婚姻届を役所に届けるだけの
簡単な手続きで終わりました。

日本はそういう意味では
結婚は手続き的には
簡単ですね。

 

でも、ユダヤ人は
普段宗教と無縁な生活をしている
世俗的な人でも、

 

結婚はラビという宗教指導者が
行う宗教的な結婚しか
認められません。

 

結婚が一部の宗教勢力に
独占されていることへの
批判の声は大きいようです。

 

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