【書評】5000年分の失敗から学ぶ  ” 頭が良くなる方法 ”

 

こんにちは

 

今日は、日本人で初めて
イスラエルのヘブライ大学を卒業した
手島佑郎さんが書いた

 

「ユダヤ5000年の秘伝書
世界を征する『トーラー』の奇跡」

 

という本を読んだので、

 

その感想について書いてみようと思います。

 

1987年初版の本で古すぎて
中古しか売っていないんですが、
Amazonで送料入れても
1,000円未満で買えます。)

 

 

ユダヤ人が賢い理由が分かった!

 

で、内容ですが、ひとことでいうと

 

「ユダヤ人は徹底的に
”失敗”から学ぶから強い!」

 

という内容の本です。

 

ユダヤ人は賢いとよく言われますので
遺伝的に特殊なのか?

 

と思っている方もいるかもしれませんが
特殊な遺伝子を持っていたりはしません。

 

普通の人間です。

 

では、なぜノーベル賞受賞者
が多かったり


ロスチャイルドなどの
お金持ちがいたり


GoogleやFacebookの創業者のような
ビジネスでの成功者が多くいるのか?

 

ですが、

 

その答えは、3歳から
「トーラー」に学びまくっているからです。

 

で、「トーラー」ってなんやねん!?
だと思いますので説明しますと

 

「トーラー」とは
ユダヤ民族の基本書
です。
ユダヤ人にとっては
めちゃくちゃ大事です。

 

厳密には広義・狭義の
定義があるのですが
簡単に言うと

 

「聖書」のことです。

 

ここで一つ注意点なのが、
比較的日本人でもよく耳にす
キリスト教の「聖書」とは
違うということです。

 

キリスト教の聖書
=「新約聖書」
=「イエスキリスト以後の歴史」

 

なのに対して、

 

ユダヤ教の聖書
=「旧約聖書」
=「ユダヤ民族の歴史」

 

です。

 

旧約聖書では
イエスキリストの話は出てきません。

 

で、話を戻しますと、
とにかく、ユダヤ人にとって
このトーラーはほんとに重要で

 

イメージ的には
「トーラー」=「憲法」

 

という感じです。
(ん~、いや、もっと実践的ですね・・・
わたしたちは普段、憲法を読みませんしね。)

 

で、この本の著者いわく、

 

「トーラー」
=「神と人間の失敗の歴史をつづった書」

 

です。

 

で、ここでひとつ疑問がわきませんか。

 

それは、、、

 

「神が失敗するんかい!?」
という疑問です。

 

「神って、全知全能、パーフェクト!!」
「失敗などするわけがない!」

 

と一般的にはイメージしている人が
多いと思うのですが、

 

そう、ユダヤでは
「神だって失敗する」というが、
はずせないポイントなのです!

 

実際、神が指導者の選定をミスったり

 

神なのに
人間から提案を拒否されたりします。

 

つまり、このトーラーを
学ぶ上で大切なのは


「神の言うことを妄信するな!」

 

「自分で情報収集して理解して、
分析して自分で考えろ!」

 

ということなのです。

 

他の宗教みたいに、ただただ教義を
信仰するだけの受け身では許されません。

 

「権威に盲従するな!
己の頭を使え!」

 

ということを求められています。

 

具体的な内容については
歴史物語の話になるので
これはまた別の機会に
したいと思うのですが

 

たんなる盲目的な信仰の書物ではない
というところが大切です。

 

 

また、すごいのは
「トーラー」の学び方にもあります。

 

この学び方こそ


「ユダヤ人の頭の良さの理由か!」

 

「わたしたち大人や子どもへの教育にも
役に立つんじゃないか!」

 

と思いましたので
その学び方について
解説してみたいと思います。

 

 

 

ユダヤ教育の天才育成法

 

凄いところは2点あって

 

①幼児教育の徹底

②大人も死ぬまで学問を怠らない

 

ということです。

 

まず、

「幼児教育の徹底」

 

についてですが

【3歳~5歳】
⇨ヘブライ語のアルファベットを覚える
⇨聖書を音読する。

 

【5歳〜13歳】
⇨聖書の基本的な意味を学び
ユダヤ教の基礎を一通り修了する。

 

【13歳~】
成人する。
本格的に聖書の勉強をする。

 

この過程でとにかく大事なのが
とりあえず最初は意味なんて無視して

 

「ひたすら暗記・暗唱させる」

 

ということです。

若い時は脳が活発なので

 

「トーラー(聖書)」という
プログラムとソフトを
徹底的に脳内にインストール
しまくっておくそうです。

 

そうすれば、いざ思考力が
働いてきた段階で、

 

細切れの知識ではなく全体像を
俯瞰した思考ができるからです。

 

たとえば、英語の勉強ですが
いくら単語だけを覚えても、
結局、文章になると意味が分からん

 

という経験がある方いませんか?
(わたしはめっちゃあります)

 

だから、いっそのこと
フレーズごと全部覚えてしまえ!
というやつです。

 

この本に書かれているのですが

 

知らない分野を勉強するときは、まなじ最初から理解しようとするよりも、
書いてあることを徹底的に暗記してしまえば、理解はあとからついてくる

 

ということです。

 

ちなみに、ユダヤ人は
「記憶の民」
とも言われており、
この記憶法がすごいです。

 

朗読するときに、礼拝のメロディーにあわせて、抑揚をつけながら、体を前後、または左右に振ってリズムをとり、かつ、指で文字をなぞりながら全身で記憶する。

 

そうです。

 

朝の礼拝祈祷書は
150ページくらい
あるそうなのですが

 

毎朝、朗読しているうちに
丸覚えしてしまうそうです。

 

トーラー(聖書)全てを
丸覚えしている人も
結構いるらしいです。

 

若い頃にくらべると
情けなくなるほど
記憶力が低下している
わたしからすると

 

もはやカミワザ!
としか思えませんが・・・

 

どうも、人間の脳みそは
いったん大容量記憶システムが
できると、どんどん
インプットできるようです。

 

ということで、
自分のことはさておき

 

これから明るい将来が
待っている子供には
ぜひとも丸暗記させて
みようかと思いました。

 

ちなみに、
日本の詰め込み教育は
よく批判されますが

 

あれは答えを丸覚えするだけで
止まっているから悪なんですよね。
(わたしも一問一答とかしまくりましたが・・・)

 

思考するために
知識は絶対に必要だと思います。
(有名な哲学者フランシス・ベーコンも
『知識は力なり』と言っていますし)

 

要するに、日本の教育は
知識を付けるのはいいんだけど、
その先を見据えていないから
批判される。

 

あとは、正しい答えを求めすぎる
のも良くない!

 

だから、私なんかもそうですが、

 

「間違えたら恥ずかしい」
「間違えたら怖い」
「間違えたらアホやと思われる」

 

そんなことに怯えてばかりいて
何十年も生きてきてしまいました。

 

ということで、子どもには

 

「とりあえず、覚えとき」

 

「間違えるのOK!
どんどん間違えよう!」

 

詰め込み教育バンザイだ!

 

というスタンスで
やってみようと思います。

 

 

大人も死ぬまで学び続ける

 

トーラー(聖書)の中では
神すら絶対的ではないので
人間はもちろんです。

 

つまり、人間の権威は否定されています。

 

ユダヤの教師や先輩は
トーラーを学ぶことで

 

世界が如何に広いか、
学問が如何に広大か
をよくよく理解しているので、

 

自分がエライなんて
態度は取りません。

 

だからこそ、トーラーを
何度も読み直し

 

本棚にもいっぱい本を置いて
ひたすら本を読んで
頭を鍛え続けるのです。

 

いっぽうで

 

日本はどうなのか?と
ふと不思議に思って調べてみたところ
文化庁の調査によれば

 

『16歳以上の人の47%が
1ヵ月に一冊も本を読まない』
そうです。

(引用:https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1422163.html)

 

半分とは、そこそこ衝撃でしたが、
そう言えば先日、子どもを保育所に
迎えに行ったとき

 

「読んだ本にこんなことが書いてあった」
というと
「え!?本読む時間なんて
どこにあるんですか!?」
と言われたことを思い出しました。

 

 

 

日本に「トーラー」はないけど、ユダヤから学べること

 

私はユダヤに学び始めて
思ったことのひとつに

 

日本人には「民族の基本書」がない!

 

ということでした。

 

いま、「古事記」とか「日本書紀」
に学ぶひといませんよね。

 

でも、ユダヤは、それこそ、
2000年も前に書かれたトーラー(聖書)
の中に出てくる、5000年も前の話から
学んでいるのです。

 

人類の数々の過ちを毎日学んでいるのです。

 

ふつうに、そりゃ、すごいはずやな
っと思いました。

 

「歴史は繰り返す」と言う言葉は
よく聞きますが

 

ユダヤ人は
トーラーに書かれている、数々の
人間の失敗を理解し、記憶しまくることで

 

現代で何か起きたときにでも

 

目の前の事象を過去の事例に
照らし合わせて、構造化して
解決策を見出しているのです。

 

さらには、過去に照らし合わせて
現在を分析し、将来何が起きるのか?
という、予測までできてしまう

 

歴史を体系化して理解することの
すごいところだと思います。

 

日本には現代に生きているような
基本書がありませんが、

 

「失敗に学ぶ」

 

ということは
いろんな本(古典)を読んだり、
人の話を聞いたりして
できると思います。

 

もしユダヤに興味が出たら個人的には、
ユダヤに学ぶのがおすすめです。

 

わたしは昔、受験勉強をし過ぎて
自分の気持ちを殺してきたせいか、
なにが自分にとって楽しいのか?

 

がよくわからないところがあるのですが、
そんな自分でも「楽しい」と思います。

 

(もちろん、ユダヤなんて
怪しい!と思う人もいるかもですが)

 

ということで
この本を読んだことのまとめですが、

 

①ユダヤ人の強さは「トーラー」にあった。

②失敗を学びまくるから未来が見える。

③神ですら間違うから、人間は絶対間違う!
(会社で上司に意見できない人はこれを
知ってると気が楽になるかもしれません)

④子供には丸暗記勉強法がおすすめ!

⑤大人も一生勉強すべし!

 

ということでした。

 

ご興味あればぜひ読んでみて下さい。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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